HDR写真 of アートワークス


写真塾での実践

撮影方法とパソコンの加工が決めて

写真塾では、市販されている「Photomatix Pro 3」 での加工を実践します。フォトショップのCS2以降にもこの機能があるので、あわせて学習します。

しかし、ソフトを使うだけでは駄目で、HDRの場合RAWデータの使い方を学ぶのが基本だと考えます。RAWデータは可能性の大きなデータで、失敗の許されない、条件の悪い撮影には威力を発揮します。ぜひともこのやり方をマスターしましょう。



HDR ハイダイナミックレンジ
ハイダイナミックレンジ合成、HDRとは、写真技法の一種。
風景のダイナミックレンジ(最も明るい部分と最も暗い部分の明暗の比)は広く、しばしば100デシベルを軽く越える。ダイナミックレンジに着目した特殊な撮影素子では100デシベルを超えるレンジを持つものもあるが、フィルムやCCDなどの一般的な記録手段のダイナミックレンジは狭く、せいぜい50~70デシベル程度しかない。そのため、現実の風景などの持つ広いダイナミックレンジをそのまま記録することはできない。
ハイダイナミックレンジ合成は、一般的な記録手段を用いてその問題点を解決し風景が持つ広いダイナミックレンジを記録するために開発された画像合成手法である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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過去に撮影した金閣寺の写真をHDR加工したもの。オリジナルはjpeg。金色がなかなかでなくて、全体のコントラストで調節していたのだが、加工の過程で彩度を調節すると撮影時の雰囲気が再現されたと思う。

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5年ほど前に撮影した奈良の写真をHDR加工したもの。青空が綺麗に出た写真。オリジナルはJPEG>

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HDRで劇的に変化した写真。やや彩度が強いが、視覚に近い感じが出た。

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2008年に屋久島で撮影。35mmカメラでは、あの重厚な質感はでにくい。地味だがHDR加工が利いている写真

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青空が際立つのが加工の特徴

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長崎ランタンフェスティバル・崇福寺にて。コントラストに強いHDRを感じる。普通ならこんな風には写らない。

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屋久島での写真。JPEGの再加工。迫力が出てくる。

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長崎グラバー邸。RAWデータで撮影。強い日差しの写真だが、普通に撮るとこうは写らない。シャドーがつぶれないのが助かる。