第1章 アナログとデジタル

 デジタルとアナログという言葉はいたるところで使われています。最近話題のデジタルTV放送や、コンピュータグラフィック、もちろん音楽業界も、デジタルのてんこ盛りです。

 音や写真などのデジタルとアナログデータを比べたとき、表現力や美しさではアナログのすばらしさを再認識します。それほどアナログのデータは密度の濃いすばらしい状態を表現できます。しかし、そのすばらしさを少し犠牲にしても、デジタルデータにしてしまうのは、その扱いやすさです。

 デジタルにしてしまえば(パソコンの中で使える状態)、編集が出来るので、メールで送ったり、携帯電話で使えたりと、使い道は格段に広がっていきます。さらに、コピーしてもその状態は変わらないことと、カセットテープなどのように、古くなって使えなくなったりすることもありません。今後もさらに、いろんなものがデジタル化されていくでしょう。

<ワンポイント トリビア!!>デジカメが人気ですが、500万画素などの高画質のデータでも、今まで使っていたフィルムのほうがまだまだ高画質です。1000万画素以上だと何とか、普通のフィルムと肩を並べることが出来るようです。デジタルデータをアナログの表現力に近づけるには大変な技術が必要なんですね。


音データの場合

デジタル
種類
アナログ
数値データとしての音
性質
連続した音
波形編集ができる。
特徴
編集ができない。
音質の劣化がない。
特徴
録音媒体の劣化により音質も劣化する。

 

アスキー デジタル用語辞典